静寂を待ちながら

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なにものでもない人生(高貴さについて・3)

第1回では、伊丹さんの審美眼、第2回では、それを育んだであろう、彼の生い立ちに触れました。


糸井さんは、彼の人生に思いを巡らせ、こんな言葉を紡いでいます。

糸井「はー‥‥。とにかく、伊丹さんにはなんで、そんなに才能があったんだろうかと思うと、
なんか『悲しさ』さえ感じるんですよ。」


浦谷「悲しさ。」


糸井「いや、あの、すごいなって思うのはもちろんだけど、
伊丹さんの才能にあらためて触れてみたら、なんか悲しいというか‥‥。」


浦谷「ああ‥‥。」


糸井「いや、あの、生意気なんですけどね、そんな悲しいだなんて、人のこと言うのは。」


浦谷「いや、なんとなくわかるよ。」


糸井「つまり、どう表現したらいいのか‥‥


『先生はどうして何でもわかってらっしゃるんですか』と訊かれた孔子が、
『それは、わたしの生まれが悪いからだ』って言ったっていうじゃない。


浦谷「そうなんだ。」


糸井「なんか、すごいことをやってきた人にはそういう悲しみを、感じるというか‥‥。」



ほぼ日刊イトイ新聞 『天才学級のきざなやつ? 「13の顔」を持っていた、伊丹十三さんのこと。』


第4回「天才学級のきざななやつ。」より

糸井さんが悲しみを感じたものは、きっと、内田樹さんがブログで触れておられた「高貴さ」に通じるものがあるように思います。


そもそも、「高貴さ」とは何か、ということを私なりにですがじっくりと思いを巡らせました。

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ceroは、失われた街から希望の光を連れてくる

ceroが、ついに2ndアルバムリリースを発表しました。

ceroの2ndAlbum「My Lost City」10月24日に発売決定!最高傑作になってます!


「彼らには新しい風が吹いている。興奮が止まない。小旅行から大航海へ!
ceroの新しい旅がはじまります。」


http://www.kakubarhythm.com/newinfo/2012/08/cero2ndalbummy_lost_city1024.html


cero 2nd ALBUM '' My Lost City''
DDCK-1030 / 10月24日発売予定 / 全11曲収録予定 / 2500円(税込)

My Lost City

My Lost City


これに関して、ナタリーにとても興味深い記事が。

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