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共同幻想論を紹介します。(第9回「本のカフェ」ムーミン+哲学のご案内)

こんにちは。
本日は人生初の宣伝です。何ものでもないおらが、なんということでしょう…。実はですね、次回の、本のカフェで「共同幻想論」を紹介させていただくことになりました。

ご案内】本のカフェ第9回「ムーミン+哲学」@札幌
〜概要〜

場所:Cafe Espuisse(カフェ・エスキス)(東西線円山公園駅、徒歩6、7分)
日時:7月24日(木)19:30〜21:30(19:00頃から受付開始)

「本のカフェ」主宰の木村さんとの対談形式で、ふだんの「本のカフェ」の2倍の30〜40分の時間を使い、吉本隆明さんの深淵なる思想に迫ろう、という企画であります。
わたしが全人類の中でもっとも好きで、尊敬するヒーロー第1位はぶっちぎりで吉本隆明さんです。*1このブログでもさんざん書き綴ってきました。その彼の三大著書のひとつ「共同幻想論」を、当初は普通に、楽しくいつもの流れで紹介できればと思っていたのですが、気が付いたらこんなことに…。こんなふうに取り上げていただけてとても嬉しいのですが、わたしは哲学や思想の専門教育を受けていない、単なる愛好家であり、吉本さんのいちファンに過ぎません。ですから、アカデミックなことはまったく!できないと思います。彼の思想に魅せられ、その著書を血肉として生きているという矜持は、ちょっとだけ、いやわずかながらありますけど…。まあ、吉本隆明さんってすっごく格好いいんだよ!っていうことが伝えられればいいかな、と。それから、はじめに木村さんが「ムーミン谷の彗星」を紹介して下さいます!ムーミンの力を借りて、やわらかく楽しい雰囲気でお話しできればと考えているところです。
今、ぼちぼち準備をはじめていますが、「共同幻想論」は何度読んでも引き込まれます。本当に凄味のある本です。時代はすすみ、もう古いと言われていたり、さまざまな批判があったりすることも知っていますが、わたしにとってはそんなこと全然関係ない。いつになっても色あせないバイブルです。
北国の片隅で行われるちいさな会ですが、心のいちばん繊細なところにそっと触れるような、大切な時間にしたいと思っています。ちなみに、すでに定員に達したとのことです。

ああ、この文章を書いているだけでもう緊張してきた…。とにもかくにもがんばります。みんな、生温かい目で見守っていてくだせえ!

*1:ちなみに存命に限定するとタモリさんになります。