静寂を待ちながら

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パンと珈琲の古楽会

こんにちは。月が明けて忙しさがひと段落したので、最近はすっかり腑抜けになっております。でも夏なのだ!徐々にテンションを上げていきたいものです。私は夏が大好きなのです。暑いのはそんなに得意じゃないんだけど、やっぱり太陽が威勢よく照るのは気分がいいものだ。そして弾けたくなるじゃん!…ああ、書けば書くほどあほっぽくなりますね。実際そうだからしょうがないか。

…………
さてさて、先週「パンと珈琲の古楽会」というイベントに参加してきました。主宰の木村さんの詳細レポ(セットリストも含む)はこちらです。古楽って聞き慣れない方もいるかと思いますが、ざっくりいうとバロック時代…、バッハが亡くなった1750年よりも前につくられた西洋音楽のことです。楽器がシンプルだったり、狭い場所での演奏が多かったりしたから、一般に聴かれている「クラシック」よりも繊細で、しずかで、典雅な雰囲気をたたえた楽曲が多い気がします。まあ、華やかなのもあるけどね。
こんな感じです。↓

個人的には結構好きなジャンルで、特にダンスものが大好きなのです。「西洋時代劇」っていっていいのかわからんが、まあ古い王宮を舞台にした映画なんかで取り上げられることもあります。
こんな雰囲気↓

演奏会ではなく、CDをかけながら、そして珈琲や美味しいパンを楽しみながらあれこれと語り合う…、というなかなか珍しい企画に心ひかれて、いそいそと伺いました。場所は「詩とパンと珈琲 モンクール」にて。*1

参加者は20名ほどで、店内はびっしり!の大賑わいでした。このお店のファンでイベントを知ったという方々、音楽関係の人々、それから飛び込みの参加者や主宰の木村さんの友人、などなどがその内訳という感じでしたでしょうか。
でも初対面でも、食べながら話すとすぐ仲良くなれますね。パンがとにかく美味しかったです。また、オーナーさんの御好意で、ワインやチーズなどの持ち込みをさせていただけたので、各テーブルはおいしいワイン・チーズ・オリーブなどが山盛り。それらをつつきながら思いおもいに語り合いました。入口付近で音楽に聴き入る人、奥のテーブルで話に華を咲かせる人、その両方を行き来する人…、それぞれのひとときを楽しんでいたと思います。それから、木村さんが「なにか聴きたいものはありますか?」なんて、マメにリクエストを聞きに来て下さったのも嬉しかったです。私はというと、久々に再会できた人とわいわい飲んだくれておりました…。うーん、もうちょっと音楽方面に顔を出して、集中して聴く時間を持ちたかったです。お酒ってこわいですね。

ひとえに、今回の大盛会は主宰の木村さんのお人柄によるものだと思います。「人数が多すぎて…」なんておっしゃっていましたけど、なんて贅沢な悩みなのでしょうか。確かに、昔のクラシック喫茶とかみたいに静かに聴き入るのもよいと思うけど、わたしはとても楽しかったです。音楽の話はもとより、それにまつわるさまざまな、知的好奇心をくすぐられる話をたくさんの参加者さんから伺えて、豊かな時間を過ごせました。酔っぱらいながらも2次会までしっかりと堪能しましたよ。
地方にこういう魅力的なイベントはなかなかないので、今後も開催されてほしいな、って思っております。ありがとうございました!そうそう、次の本のカフェももうすぐだよ、みんなで行こうね!

*1:オーナーさんのすてきなインタビューはこちら